携帯サイトとユーザビリティ
2008年に1億台を突破した携帯電話の契約件数は、同年の9月の段階で既に約40%をパケット定額制が占めている状況です。現在では各キャリアが2G端末の廃止に取り組み、携帯ブラウザでサイトを閲覧するユーザーの98%程度が3G携帯を利用しています。
そのため旧世代の端末では、携帯サイト制作時は1ページの容量を制限値の5KB以内に抑えないといけなかったものが、現在では少し前の端末まで視野に入れても1ページあたりの容量が100KBまでと大幅に増え、その範囲内で表現力豊かなページを制作できるようになりました。
また3G携帯ではXHTMLに対応しているために、PCサイトに遜色ないくらいにHTMLタグを利用できるようになっています。
携帯の画面サイズはQVGAで横幅が240px、縦幅が320px前後で設計されています。アクセス解析をしてみてもこの画面サイズでのアクセス者が圧倒的多数を占めます。PCの場合は画面が横に長いためユーザーの視線がZの文字を描くように移動しますが、携帯の場合は画面が縦に長いためIの文字をなぞるように上から下へと移動します。
そのため、携帯サイトでは重要なポイントを縦に並べてわかりやすく配置するレイアウトを基本にページをデザインします。また容量が多くなったからといっても、携帯では1枚ごとに画像を表示させる処理に時間が必要になるため、多くの画像を配置しすぎないように留意し、imgタグ内にはSIZE属性を必ず使用するにします。
絵文字は携帯端末のシステム自体にあらかじめ登録されているために、容量も軽く、画像のように処理に時間を要することもありません。ちょっとしたあしらいで見た目を強調したいポイントがあれば、絵文字を活用すると効果的です。
ただ、サイト内でむやみに絵文字を使用してしまうと視点が定まらず、見づらい画面になってしまいますので、利用ルールをサイト内で統一しておくことが大切です。